夏に身体がだるくなる主な原因は以下の通りです。
- 自律神経の乱れ: 暑い外と冷房の効いた室内との温度差により、体温調節を司る自律神経が乱れやすくなります。これにより、だるさ、頭痛、食欲不振などの症状が現れることがあります。
- 水分・ミネラル不足: 汗をかく量が増えるため、体内の水分やミネラルが失われやすくなります。脱水症状やミネラル不足は、全身のだるさや倦怠感を引き起こします。
- 胃腸の不調: 冷たい飲食物を摂りすぎたり、食欲不振で偏った食事になったりすることで、胃腸の働きが低下し、栄養吸収が悪くなることでだるさに繋がります。
夏のだるさに効くツボ
東洋医学では、夏の不調は「湿(しつ)」と「熱(ねつ)」が体内にこもることによると考えられています。特に、湿は身体の重だるさやむくみと関係が深く、熱は身体のほてりや倦怠感を引き起こします。
夏の身体のだるさに効果的なツボをいくつかご紹介します。
1. 足三里(あしさんり)
- 場所: 膝のお皿のすぐ下から指4本分、すねの骨の外側にあります。
- 効果: 胃腸の働きを整え、全身の気力・体力を高める万能のツボです。「食べてもすぐに疲れてしまう」「胃がもたれやすい」といった土タイプの方1111、そして身体のだるさにも非常に効果的です。特に、土タイプは「物事を豊かに育ませる、受け入れる性質」があり、「万物は地中から生まれ、万物は土の中に滅びる」と言われるほど重要なタイプとされています2。
2. 陰陵泉(いんりょうせん)
- 場所: ひざの内側、すねの骨(脛骨)の内側の縁を膝から上になで上げていくと、指が止まるくぼみです。
- 効果: 体内の余分な水分を排出し、むくみや身体の重だるさを軽減する効果があります。湿気で身体が重く感じる方におすすめです。
3. 太衝(たいしょう)
- 場所: 足の親指と人差し指の骨が交わる手前、くぼんでいるところです。
- 効果: 肝の機能を整え、気の流れをスムーズにします。イライラやストレスによるだるさ、目の疲れに効果的です。特に、木タイプの方3は、イライラしたり怒りっぽくなったりする傾向があるため、このツボで気を巡らせることが重要です。
4. 内関(ないかん)
- 場所: 手首のしわから指3本分ひじに向かって上がった、2本の腱の間です。
- 効果: 吐き気や乗り物酔いだけでなく、精神的な安定にも効果があります。自律神経の乱れからくる不調、特に「昂る・テンション高い」「フワフワ、喜びやすい」といった火タイプの方4の症状緩和に役立ちます。
5. 腎兪(じんゆ)
- 場所: へその高さで、背骨から指2本分外側にあります。
- 効果: 身体の生命エネルギーを司る「腎」の働きを強化し、全身の倦怠感や気力の低下に効果的です。特に、「ビクビク、ドキドキ」「怖がり、驚きやすい」といった水タイプの方5にとって、心身の安定に繋がるでしょう。
ツボの押し方
- 指の腹を使って、心地よいと感じる程度の強さでゆっくりと5秒ほど押し、ゆっくりと離すことを数回繰り返します。
- ツボを押す際は、深呼吸をしながらリラックスして行うとより効果的です。
- お風呂上がりなど、身体が温まっている時に行うのもおすすめです。
戸畑駅タントン整骨院整体院からのアドバイス
戸畑駅タントン整骨院整体院では、「0歳から100歳まで動けるカラダづくりをサポートするZERO-100 PROJECT」を掲げ、単に痛みを緩和するだけでなく、痛みの出ない身体づくり、そして活気ある地域社会への貢献を目指しています。
夏の身体のだるさも、表面的な症状だけでなく、その根本原因にアプローチすることが重要です。当院では、手技療法、腹診・動診・視診による根本原因の精査、ZEN107(オリジナルの電療)、フットケア・アイケア、鍼灸、骨盤矯正(SOT・APT)など、患者様一人ひとりの症状やニーズに合わせた最適な施術と根本改善を目指しています。
もし、ご自身でツボを押してもなかなか改善しない、または、より専門的なアプローチで身体の不調を根本から改善したいとお考えでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。データに基づいた確かな施術で、皆様の健康な毎日をサポートさせていただきます。
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