梅雨が明け、本格的な夏が到来しましたね。 夕立などの通り雨も多いこの季節、雨上がりの爽やかな空気は気持ちの良いものですが、実は身体の不調を引き起こす「落とし穴」が隠されているのをご存知ですか?
今回は、夏の雨上がりに特に注意したい3つのポイントと、当院でできるケアについてお話しします。
1. 意外な「冷え」に注意
夏の雨上がりは、気温が急に下がることがあります。 特に、濡れた服や汗をかいた肌に風が当たると、「気化熱」によって体温が急激に奪われます。
体が冷えると、血行が悪くなり、肩こりや腰痛、頭痛といった様々な不調につながります。 「夏なのに体がだるい」「手足が冷える」と感じる方は、この冷えが原因かもしれません。
- 対策:
- 濡れた服は早めに着替えましょう。
- 室内のエアコンを強くしすぎないように注意し、冷えを感じたら薄手の羽織ものなどで調整してください。
- ぬるめのお湯でゆっくりと湯船に浸かり、体を芯から温めるのも効果的です。
2. 気圧の変化による自律神経の乱れ
雨が降った後の晴れ間は、急激な気圧の変化が起こります。 この気圧の変動は、私たちの体の自律神経に大きな影響を与えます。
自律神経が乱れると、倦怠感やめまい、だるさ、頭痛など、いわゆる「天気痛」のような症状が現れやすくなります。 また、ぐっすり眠れなくなったり、気分が落ち込んだりすることもあります。
- 対策:
- 自律神経を整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。
- 首や肩まわりを温めたり、軽くストレッチをしたりすることで、血行を促し、リラックス効果を高められます。
- 深呼吸も効果的です。鼻からゆっくりと息を吸い、口から長く吐き出すことを繰り返してみてください。
3. 関節痛や古傷の痛み
「雨の前に古傷がうずく」という話を聞いたことがある方もいるでしょう。 気圧が下がると、関節内の圧力が相対的に高まり、神経を刺激することで痛みを引き起こすと言われています。
雨がやんだ後も、気圧が安定するまで関節や古傷に負担がかかり、痛みが増すことがあります。 特に夏は、薄着で関節が冷えやすいため、痛みがより強く感じられることもあります。
- 対策:
- 痛みがある部分は無理をせず、温湿布などで温めて血行を良くしましょう。
- 痛みの原因となっている体の歪みやバランスの崩れを整えることが根本的な解決につながります。
痛みの根本原因、一緒に見つけませんか?
「夏のせいかな…」「歳のせいかな…」と諦めていませんか? 当院では、雨上がりや季節の変わり目に感じる不調の原因を根本から探り、お一人おひとりに合わせた施術を行っています。
もし、夏の不調や長引く痛みでお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。 早めのケアで、この夏を元気に乗り切りましょう!
コメント